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11.13 疑心暗鬼の無肥料自然農法、それが吹っ切れた [百姓]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 ここのところ、百姓に関する記事が目立つようになってしまったが、自然農法への取り組みをどのように進めるかが頭から離れない。
 長く農業をやっていくには、省力化であり、通常、機械化である。うちのような小規模耕作(畑と果樹園で800㎡)以下であっても耕運機ぐらいは持っておられるのが普通だろう。女房も、耕運機を買ったら、と言うが、必要とあれば、お隣さんの新家(分家)から借りれば良い。
 現に、休耕田のコスモス畝は冬季に耕運機を借りて畝の表層を耕している。雑草の根張りが凄まじく、ビッチュウでは歯が立たない。耕運機なら楽々こなしてくれ、これによってコスモスの芽吹き、生育も良い。だがしかし、これも、もうやる予定はない。近年、コスモスが雑草に負けてしまい、ほとんど生育しなくなったからである。コスモスは道路側の土手で繁茂するから、ここだけ咲かせることで妥協した。
 機械なしとなると、ビッチュウ、鍬、テンワ(手鍬)での人力となるが、ビッチュウでの畑起こしは、そろそろ限界に近づいてきた。あと6年で後期高齢者となる。ビッチュウはその歳まで、ということになろう。次はクワだが、その先10年、85歳が限界だろう。残すはテンワだけであり、畝の削り上げを細々行うだけとなる。
 そうした(遠いようで近い?)将来を考えると、どうしても「不耕起」栽培へ持って行かねばならぬ。今から早速にも自然農法への取り組みを図っていかないことには、生涯現役を貫くことはできないのである。
 自然農法と一口に言っても、紹介されている手法はいろいろある。それぞれ長短がありそうで、その地の土壌・気候条件にも大きく影響されそうだし、作付け品種にも左右されそうだ。
 あれこれ何もかもうまく育てようとなると、それは連立多元方程式を解くことになり、とてもじゃないが時間がない。百姓は1年に1回しか実験できないのであり、小生の場合、あと20回実験をやると、テンワがやっと持てるだけの歳(約90歳)となる。
 ここ数年が勝負となる。6年経てば後期高齢者となるから、それまでに省力化農法を確立せねばならないのである。
 3年ぐらい前から、物は試しの自然農法に取り組んだものの、ほとんどは失敗したが、今年は新たな自然農法にも挑戦し、これが思いのほか成功しそうな気配がしてきた。
 土壌細菌が改善されるまでの数年間は努力が要りそうだが、うまくいけば翌年から、大して手を加えなくても健全な野菜が育つと言う「たんじゅん農」が広範囲の作物に適用できそうな塩梅なのである。
 しかし、この農法は「無肥料」である。“無肥料で野菜が育つはずがない”という常識、これから脱却するのは容易なことではない。ヒトが飲まず食わずで生きていけるわけがない、これと同じだ。
 でも、理屈は分かった。土壌細菌との共生でもって、植物が必要とする栄養素は全部得られるとのことである。しかしながら、理屈は分かっても、素直には従えない。有機肥料農法がベストだという固定観念、これを拭い去ることは容易なことではないのである。
 秋に作付けした冬野菜の半分強、春野菜の全部をダメモトで無肥料としたが、“本当にこれでいいのか?”半信半疑であったし、少しぐらい有機肥料を入れたほうがいいのではと、肥料袋に手が伸びかけもした。
 しかし、今日、来春に初めて栽培に取り組むジャガイモの畝作りを行うに当たり、“無肥料でいこう!”と真から思っただけではなく、“肥料は毒になる。肥料を入れてはいかん。”とさせ思えるようになった。
 どうして、このように心変わりできたのか、自分でもよく分からないが、自然農法へ大きく一歩を踏み出せたことは確かであり、自然農法がきっと成功するだろうという自信さえ湧いてきたから不思議なものである。
 こうして、今、夢中になってしまった「無肥料自然農法」への取り組みである。 

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。1品は別の物、1品なし。他に1品。3/7で40点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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