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11.22 宇宙の形は三次元球面らしいことに気づいた学者が出てきた [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
別立てブログ:永築當果の「新・学問のすすめ」で、早速次のとおり投稿し、それをこのブログでもアップすることにしました。
ネットニュース:「宇宙はまるい」説が浮上!宇宙理論が根本からひっくり返るかも(11/19(火) 19:00配信)が、今日、目にとまった。
全文を以下に引用します。

地球も昔はまるくなかった。
ある科学者グループが、消滅した衛星のデータを分析していたんですが、そのなかで「もしかして、宇宙ってまるいんじゃない?」という説が出てきました。もしそうなら、ちょっとヤバいことになるかも、と彼らは最新の論文に詳細を記しています。
現在、宇宙の年齢やサイズ、進化の過程などにまつわる定説はいくつもありますが、それを構築する前提になっているのが、「宇宙は平面時空」という考え。しかし最新の論文では「人工衛星プランクが収集したデータは、宇宙がまるいと考えた方がつじつまが合う」と何度も繰り返されています。
(ちなみに、プランクは「宇宙マイクロ波背景放射」を観測する機能をもった衛星です。宇宙マイクロ波背景放射は微弱な放射線で、宇宙誕生時の名残と言われています)
もちろんこの見解には賛否両論ありますが、この論文の著者は「もし宇宙が本当はまるいなら、平面であると仮定することで悲惨な結果を招く恐れがある」と記しています。

宇宙がまるいと、これまでの前提がひっくり返る
研究に携わったローマのサピエンツァ大学のアレッサンドロ・メルキオーリ氏は米Gizmodoに対し、「ポイントは、宇宙が閉じているか(あるいは丸いかどうか)ではありません」と語りました。それより、もしプランクのデータが「閉じた宇宙」寄りのエビデンスであれば、それがもたらす結果を「真剣に調査する」必要があると話しています。同時に、それがいま多くの宇宙学者が支持する宇宙理論とどのように衝突するのか、しっかり検討しなければならないとも。
これまで、宇宙は「開いた宇宙」、「閉じた宇宙」、「平坦な宇宙」のどれかだと考えるのが常識でした。開いた宇宙は馬の鞍のような形で広がっているので、その両端はどんどん離れて交わることはありません。一方、閉じた宇宙は直線をまっすぐ伸ばすとやがてもとの場所に戻るような構造で有限の存在、平坦な宇宙は果てしなく向こうへと続くものだと考えられています。

でも、まるくないと人工衛星のデータと矛盾する
プランクのデータによると、宇宙マイクロ波背景放射が宇宙の質量によって歪められているそうで、これはこれまでの宇宙理論のスタンダードから外れた見解。もちろん多少は統計的な変動もあるでしょうし、科学者のデータ解釈方法に問題があるのかもしれません。ただ、統計による変動である確率は1%以下と、非常に低いと考えられます。
イギリスのマンチェスター大学のエレノラ・ディ・バレンチノ氏が率いる研究チームは、この観測データだけを見れば宇宙が閉じているとすれば説明がつくものの、他の多くの測定値がプランクのデータと矛盾してしまうと述べています。
この問題は、いわゆる「ハッブルの法則」ともリンクしているそうで。なんでも、宇宙マイクロ波背景放射で宇宙が膨張する速さを計測すると、より近くの物体の動きを測定する場合と結果が矛盾する、という問題です。

常識を覆すには、説得力のあるエビデンスが必要
フェルミ国立加速器研究所で理論天体物理学グループを率いるダン・ホッパー氏は米Gizmodoへのメールで、今回の論文に書かれている内容が真実なら、これは大きな問題だと述べています。
とはいえホッパー氏は意外と冷静で、「全体を通して言えるのは、この驚くべき事実を私に納得させたいなら、非常に説得力のある証拠を提示する必要があるということです。現時点で見られるエビデンスは、そこまでの高水準に達していません」と。
ほかにも、多くの科学者が宇宙の核心だと考える理論を捨てるには早すぎる、という主張も少なくありません。トロント大学のダンラップ天文天体物理研究所レネ・フロゼク教授は「まだ体系論的な面で不明な点もあります」と、測定時に潜在的なエラー原因があることを匂わせています。そして彼女は「この問題が体系的なエラーから生じるかどうか確認するのが先決だ」と米Gizmodoに語りました。
プランクのデータはさておき、宇宙の標準モデルで6つのパラメーターをもとにしたΛ-CDMモデルなら、宇宙が平坦だと仮定した場合でも、観測事実をうまく説明してくれます。

事実と定説の矛盾を解明することこそが、科学
メルキオーリ氏は米Gizmodoに対し、既存の一般理論に疑問を抱くことが科学だと述べました。彼のチームにとって、このような矛盾が生まれた時は特にそうだ、といいます。
「ポイントはオープンマインドを持つことです」と彼は言います。今後地上と宇宙の両方で宇宙マイクロ波背景放射の測定実験がすすめられれば、「統計的なエラーでした」として新説が切り捨てられるかもしれませんが、もしかすると「実は宇宙は予想外の動きをしていた」と科学者に突きつけることになるかもしれません。
(引用ここまで)

 この解説のなかで、「宇宙はまるい」と言っていますが、「まるい」とは「三次元球面」を指しています。どんなものか我々には容易には認識できないものですが、現実には存在しない四次元空間を元にして言えるのが「三次元球面」となります。
 まだまだ認識できないですが、次元を一つ落として、現実に存在している空間であると我々が認識している三次元空間(つまり我々が認識している宇宙)を元にして「二次元球面」というのが「地球の表面」です。今は誰でも「地球はまるい」と認識できるのですが、その昔はとてもそんなことはあり得ないと思っていました。人間世界が空間的に大きく広がって初めて「二次元球面」が認識できたのです。
 では、人間が「三次元球面」を体感するには、どうしたらいいでしょう。光速に近いスピードで突っ走る宇宙船に乗って長旅でもせんとわからない話、ということになりましょうか。
 ところで、アインシュタインは、この宇宙は「三次元球面」であると直観していたようです。彼のつぶやいた言葉から、そのように思われます。「宇宙の辺境はどこにも存在せず、ある地点から出発して1方向に進んでいくと、何ら変哲もない場所を巡った揚げ句に、宇宙を1周して出発点に戻ってしまう。」とか「そもそも物質は無限大に離れ得るのか。」とか、アインシュタインは言っています。
 そして、米国の科学誌サイエンスで2006年の自然科学界における最も素晴らしい業績であると称えられ、また、同年、数学のノーベル賞であるフィールズ賞にも選定された、三次元ポアンカレ予想を解いたロシア人数学者、グレゴリー・ペレルマン。彼が三次元ポアンカレ予想を説いたということは、宇宙は「三次元球面」であると解いたということになるのですが、この世の物理学者は、数学は数学、物理学は物理学、として知らぬ顔。数学者も数学者で、専門が違う宇宙物理学者に物を申しては喧嘩を売ることになるからと無言。どうしようもない学者社会の掟。これじゃあ科学は発展しないのですが、今も昔もこれは変わっていません。
 宇宙は創造されたという「ビッグバン理論」では説明できない「宇宙マイクロ波背景放射」が宇宙の姿の謎解きになりましょうが、固定観念に凝り固まった現在の宇宙物理学者はビッグバン理論からとてもじゃないが脱却できそうになく、いつまでもその昔の「地球はまるくなかった」という天動説学者と同じスタンスで居続けることでしょうから、残念ながら宇宙の姿の謎解きは遠い遠い将来のことになりましょう。

 2日前にこのブログで「自分ほめ日記」の重要性を紹介しました。よって、小生もそうしよう。ということで、以上のような話題を取りあげたのですが、小生、“宇宙の姿の謎解きができた!”と自負しています。そうした自分を“ほめよう!”です。
 暇で暇でしゃあない方がいらっしゃいましたら、別立てブログ:永築當果の「新・学問のすすめ」のなかの「アインシュタインの宇宙」をお読みになってください。少々難解ですし、じっくり読むと少なくとも2時間は要しましょうが。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
4品思い出す。他に1品。4/5で80点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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