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12.26 ムール貝の酒蒸しをたんまり味わう [グルメ]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 小生は貝に目がない。魚の刺身や寿司はうまいと感じないのだが、貝の刺身や寿司は大好物だ。大きな貝であれば岩牡蠣やホタテのように、焼いた香ばしさもあって、これが一番だ。ハマグリやアサリとなると、酒蒸しにすれば匂いも漂い、おいしさを味わえる。
 貝づくし料理、それもオール生の貝には思い出深いものがある。30年近く前のことになるが、県庁勤めしていたとき、欧州各国の都市開発の視察に行ったときである。フランス南部で1960年代後半から大規模なリゾート開発が行われたラングドック地方へ行ったとき、当地のリゾートホテルに宿泊し、夕食がそうであった。20数名の視察団であったが、3人に2人は生貝が苦手のようで、小生は3人前の生貝を平らげることができた。牡蠣やホタテはなかったし、知っているのはムール貝だけで、あとは地元地中海で採れた貝の数々であり、赤貝のようなものが中心であったが、そのうまかったこと。懐かしく思い出す。
 さて、欧州視察のことは息子夫婦に言ったことはないと思うが、小生は貝が好きなことはよく知っており、今日、どっさりとムール貝を送ってくれた。もちろん生である。
 それをどう調理するか。視察時のように生で食べてもいいが、ここは酒蒸しが一番だ。女房が、ワインがいいだろうが家にはワインはないし、という。アサリと同じように日本酒を使って酒蒸しにすればいい、と小生が言う。女房はそれでも不安で、帰省していた娘に聞く。娘も日本酒でいいんじゃないの、と言う。それでいいのだ、である。
 そもそもムール貝は地中海原産だが、船底にくっついて世界中に広まり、日本でも養殖されている。殻が真っ黒で見た目は悪いが、おいしい貝である。
 ムール貝と色と形がそっくりなものに、日本でそこらじゅうの淡水に棲んでいるカラス貝がある。うちから500mも北へ行くと、岐阜市との境に境川が流れており、ここは戦国時代までは木曽川の本流であった。洪水で流れが変わり、下流で通じているも上流は切り離されたが、今でもけっこう幅広い川である。ここで、昔はカラス貝がいくらでも採れた。当地では「ドービン」と呼ぶ。幼少の頃に食べたと思うが、味は忘れた。その後、工場排水で水質が悪化し、だれも採らなくなったようだし、また、河川改修が進み、今はドービンがいるのかどうか知らない。これも懐かしい思い出だ。
 この2つの思い出が頭の中を巡りつつ、目の前の西洋ドービンに舌鼓を打つ。併せて息子夫婦の顔も浮かんでくる。今晩は焼酎の湯割りを少し濃いめにして、ムール貝にかぶりつく。うめーえ! 幸せである。 

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
単品につき脳トレ休み

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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