SSブログ

2.24 戦争をなくすにはまずもって戦争の起源を知らねばならんだろう [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 ロウ戦争が始まって1年が経った。開戦1週間で決着が付くだろうと思った。ロシアの勝ちだと。しかし、ウクライナのしぶとさ、これは初めから準備されていたことだと、後から知ったのだが、長期戦となってしまった。こうなると、ひょっとしたら百年戦争になりはせんか。うんざりさせられる。それと同時に、人間てぇもんは本質的に戦争が好きなんじゃねえか、とさえ思えるようにもなってきた。
 そこで、だいぶ捨ててしまったが、少々残してあった戦争に関して論じている蔵書をパラパラとめくってみた。そのなかで、戦争の起源についてはマーヴィン・ハリスが著した「CANNIBALS AND KINGS(生態人類学から見た文化の起源)」でけっこう核心に触れているように思われるのを再確認した。そして、その根底にあるのは「私有財産→家族→国家」の起源にあり、これはどういうわけか、順番が入れ違いになって「家族・私有財産・国家の起源」と銘打って著されたマルクス&エンゲルスの最晩年の作に詳しいことも再確認した。本書は大部の資本論より値打ちがある書だと小生は思う。
 世界の民族のなかには、まだ国家の発生をみていない地域が所々にある。その最たるものがニューギニア高地人であり、その探検記「極限の民族」(本多勝一著 朝日新聞社)も見てみた。彼の地ではすでに家族はしっかり形成されているが、私有財産となると蓄財するまでには至っておらず、富の形成には程遠い。
 しかし、ニューギニア高地人は戦争が好きだ。そうとしか思えない。不思議だ。信じられない。なぜだ。人間はその本質として戦争が好きな種(しゅ)なのだろうか。
 こうなると、類縁のチンパンジーやボノボはどうなのか。類人猿に関する書物は全部捨ててしまったから、頭の中に入っていることを思い巡らす。でも、人類の祖先は犬歯を退化させてしまったのだから、チンパンジーよりやさしい心を持つボノボ以上にヒトは平和を愛する種であり、戦争なんて絶対にしなかったに違いない。
 でも、人間は戦争をする。ニューギニア高地人でさえ。なぜだ? 人間は狂ってしまったのか? ここのところがいっこうにわからない。謎だらけ。
 もんもんとしながら、真の「戦争の起源」をまさぐっている昨日今日。そして、その小論を書き始めた。目の前がずっとホワイトアウトしていたのだが、部分的に霧が晴れかけてきたからである。でも、それは一瞬のことで、再びホワイトアウトしてしまうかもしれない。
 ハラハラドキドキしながら、パソコンのキーボード打ち。これも楽しいものである。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。正解。100点

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。