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8.14 正月菜を季節外れのお盆に食す [おふくろ]

 7月20日頃のことである。十六豆の隣の空いた畝に、何かしら芽吹いた野菜を見つけた。これは、おふくろが空いた畝がもったいないからと、何かの野菜の種蒔きをしたのである。
 大根かな、と思ったが、成長するにつれ、何かおかしいこれは、となり、おふくろに聞いたら、「もう直ぐ皆が来て餅を食うから、正月菜の種を蒔いた。」という。
 これにはビックリした。そこで、おふくろに「皆がもう直ぐ来るのはお盆や。正月菜がいるのは、この次の正月や。」と、耳の遠いおふくろに大きな声でゆっくり喋ったら、理解できたようで苦笑いしていた。
 おふくろのまだらボケが、このように最近時々ある。困ったものだ。

 この猛暑で、寒さに強い正月菜(小松菜)が育つわけがない、と思っていたが、日に日に成長し、今日はちょうど食べ頃に育ってきた。
 そこで、おふくろに自分のボケを知らしめてやろうと、お盆に帰省している妹に、「正月菜を摘んできたから、おひたしにして、おふくろに食わせてやれ。」と頼んでおいた。
 そして、皆で夕飯を食べるときに、食卓に正月菜のおひたしが乗った。
 妹がおふくろに説明してくれ、小生もつまんだ。どんな味がするだろう?
 おっ、これはいける!うまいではないか。

 今の時期、夏野菜はいろいろあれど、葉っぱをおひたしにして食べるものはない。であるから、正月菜がより美味しくいただけたのであろう。
 おふくろのとんでもないまだらボケが吉と出た!!
 来年も,7月になったら「そろそろ正月菜を蒔けや。皆が餅を食うから。」と、けしかけて、お盆には美味しい正月菜のおひたしを食させていただこう。
 
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