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7.24 考えなくても手足が動く [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 「からだの雑学事典」(佐伯誠一)からの引用記事を7月3日に書いたのだが、読み終わってみて、けっこう面白い記事が何本かあった。今日は、その一つを紹介しよう。
(以下全文引用)

 目で見たものや、足で感じた痛みなどは、知覚神経を通って脳までいき、脳が判断して、何かをしろという命令を出す。それを手足に伝えるのが運動神経だ。
 だが、とっさに何かをするときや、常にやりつけていることをするときには、脳まで刺激が届かないうちに、途中の延髄やせき髄から命令が刺される。このように、脳までの信号が届かないうちに、途中から命令が出るのが反射である。
 たとえば、熱いものに触れると、思わず手をひっ込める。
 こういうときは、熱いという信号が知覚神経によって、せき髄を通るとき、そこから命令が出て、運動神経を通って筋肉にもどり、手をひっ込ませるのだ。
 反射運動は、信号が脳まで届いて考えてからでは間に合わないような危険から、とっさに身を守るのに重要なはたらきをしている。
 ピアノの演奏や野球などの運動も、練習を重ねると、考えなくても手足が上手に動くようになるが、これも、反射運動を利用しているのである。
(引用ここまで)

 ピアノの演奏家や野球選手はすごい! 凡人の自分にはとても…、と思ってしまうが、凡人だって、どっこいどっこいの反射運動ができる優れ者なのである。例えば、自転車だ。まったく意識することはないが、ほんのわずが微妙に左右どちらかの手を瞬時に押し出したり手前に引いたりしてバランスを取り、決して倒れないようにしているのである。そればかりではない。直立二足歩行だってそうだ。われわれ人間は、いとも簡単にこれを行なっているが、これも反射運動のおかげで、よろめかずに歩いていけるのである。
 くわえて、この反射運動がすごいのは、何年経ってもこれを記憶していることである。ずっと自転車に乗っておらず、何年ぶりかに乗っても、ちゃんと倒れずに走れるのだから。この反射運動記憶のことを俗に「手が覚えている」という。
 4年前に記事にした、神社での〆縄づくり。逆ひねりの三重編みという特殊なものであり、50年ぶりに行ったのだが、子どもの頃に毎年〆縄づくりの手伝いを嫌というほどやっていたから、ちゃんとできた。脳で記憶していたのではなく、手が覚えてくれていて、なんも考えなくても手が勝手に動くのである。その記憶力ったら脳に勝るかもしれぬ。
 
<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
7品思い出す。うち1品は別のもの。6/8で75点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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