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3.23 暇つぶしに1泊2日で湯治に行く [湯治旅行/宿泊旅行]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 新型コロナで3月は会合や行事が全部中止となり、暇を持て余している。そこで、3月10日頃だったか、温泉宿を予約し、昨日今日の1泊2日で湯治に行くことにした。
 実に久しぶりの下呂温泉である。あまりに近場だから、わざわざ出かけることがない。随分とご無沙汰していた下呂温泉。といっても、車で2時間弱かかる。往きと帰りに別のルートを使ったがほぼ同じであった。軽いドライブといったところであり、今の時期は何も見るものがないと思っていたが、早咲きの桜がけっこう咲いていたし、コブシも満開のものが多く見かけられ、けっこう目を楽しませてくれた。
 日本の三大名泉と言われる下呂温泉。温泉の湧出量は日本有数であり、弱アルカリ泉で肌がツルツルするのが特徴である。しかし、源泉は幾つもあり、場所によって泉質は随分と異なる。飛騨川右岸の上のほうが一般的に泉質がいいから、下呂観光ホテルに宿をとった。ここは前に一度泊まったことがある。泉質は下呂温泉で上の部類に入る。
 新型コロナで皆が旅行を控えていると思われ、案の定、往きの道路で観光バスを見たのはたったの2台(帰りは全く見なかった)。となると、ホテルはがらがらでサービスがいいのでは、と期待した。ところが、午後3時すぎに宿に着くと自家用車の到着ラッシュ。聞くと、団体はゼロだが家族連ればかりでほほ満室という。なんだ、みんな同じように考えて湯治に来たのか、である。年寄りは少なく、若いカップルや子供連れが目立ち、そして車は他県ナンバーが少なく岐阜ナンバーが多かった。
 こうなると、浴場は芋こで? 案ずるなかれ、大浴場一人貸し切りとはならなかったものの、常時2、3人なり4、5人といったところで、伸び伸びと湯に浸かることができた。有り難い。貸し切り風呂が5つあるが、税込3千円強するから、それほど利用はしていないだろう。今回も、みんな、ほんとうに温泉に入った?である。
 泉量が多いから当然にして源泉かけ流しであり、大浴場へ入ると、ほのかに温泉の匂いがする。いいものである。湯を手に付け顔を覆うと、かすかに独特のいい温泉臭もする。手で腕を擦ると“ツールツル”である。その昔、下呂観光ホテルの近くにある「みのり荘」のテレビコマーシャルのとおりだ。
 夕食前に1時間半入った。ほとんど露天風呂に浸かる。貸し切り状態か、時折入れ替わり立ち代わり烏の行水で1人入ってくるだけ。少々熱めの湯であり、長く浸かっていられない。上がって、洗い場で水を桶に汲み、頭から冷水を浴びる。気持ちいいー! この繰り返しで、あっという間に1時間半が過ぎた。
 夕食後にひと眠りしてから、2回目の湯治。1時間で切り上げたが名残惜しかった。というのは、女房は40分ぐらいで切り上げるから、あまり待たせるわけにはいかない。部屋で湯上りに、持ち込んだイチゴを2人で食べることにしていたからである。
 3回目の湯治は翌朝7時から。朝だけ開いている館外の谷筋にある露天風呂へ行ってきた。前回来たとき、そんなのあったっけ?である。ところが、入ってみると泉質がまるで違う。よく言えば塩素泉、悪く言えば日帰り温泉の循環式消毒液入りと同じ。“ツールツル”どころかツルッともしない。よって、30分そこそこで切り上げ。寒い中、わざわざ谷筋まで出かけて損した、といったところ。
 でも、前日にたっぷりと2回も“いい湯だな”気分を満喫できて幸せである。
 食事は期待しないで行った。下呂はどこへ行ってもパッとしない料理だからだ。下呂観光ホテルは20年ぶりぐらいになるが、小生の記憶にはないが女房が言うにはけっこういい料理だったとのこと。しかし、今回はびっくらこいた。和風懐石だろうと思い込んでいたが、食事が始まると、“なんだ、ここは焼肉屋か?”と思わせる料理だった。岩魚の骨酒はやっていないとのことで、熱燗を頼んだのだが、ビールにした方がよかった。加えて、料理の量が少ないから、追加で牛肉盛り合わせを注文し、ますます焼肉屋風の食事となった。極論すれば、板前職人不要の献立といったところ。でも、肉の味はまあまあ合格点がつけられようか。
 ところで、新型コロナ対策で、従業員は皆マスクをしているが、食事会場に入るときは我々も手に消毒液(エタノール)を吹き付けられ、擦ってくださいと言われる。そして、このホテルの面白い趣向として、食堂の入り口に置いてあるシイタケの原木から客にシイタケを何枚かもぎ取ってもらうことにしているとのことであるが、当分の間は感染防止のため、このイベントは中止せざるをえないとのことであった。
 最後にもう一つ、いつも気になることだが、部屋は禁煙か? 幸いにも珍しくちゃんと部屋に灰皿が置いてあった。でも、いつもの癖で部屋では吸わず、うまい具合にベランダが設けてあったので、室外で思う存分紫煙をくゆらすことにした。満足。
 こうして、1泊2日下呂温泉湯治旅を、けっこう小忙しく堪能したところです。「小忙しく」と感じたのは、初日は出発直前まで百姓仕事、翌日も帰ったら直ぐにまた百姓仕事、と2日ともスケジュールがぎっしり詰まっていましたので。 

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
宿食につき脳トレ休み

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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