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11.30 命も心も量子論でしか語り得ないことは分かったのだが… [新論文「命と心」模索中]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 “よぉーし、「命」と「心」の誕生をテーマにして、一発論文を書いてやろうじゃないか!”と考えたのが7月15日。
 その後、早速にもちょっとした直観力が働いて、「命」と「心」は切り離して考えるべきものということが分かったし、「心」と表裏一体の関係にある「生命記憶」の源がどんな所にあるのかも直感で分かった。しかし、なんだか怪しい。はっきりとそう言えるのか自問自答を続けるも確たる自信は湧いてこない。その後、“ああでもない、こうでもない、そうでもない。あれか?これか?それか?”と瞑想を続けるも、ひたすれ迷走するだけで、ちっともらちが明かない。ここまでのことはだいたい8月15日に書いた。
 これ以上ずっと悪足掻きしても前に進みそうになく、答えは量子論の中にしかないと思い、ここのところ関係する図書を数冊買いあさり、今、読みふけっているところである。
 そうしたら、本質的な答えはもうとっくに出ているようなのである。もう20年も前に。もっとも、それは大多数の量子論学者にはいまだ認知されていないことではあるが。いかんせん「命」も「心」も理論的には量子論でしか語り得ないものの、その研究はまだその端緒に着いたばかりであり、そして「記憶」の構造も「量子コンピューター」であるらしいことは分かっても、その仕組みは全く未解明であるから、先は遠い。
 我々が通常に認識でき得るもの、それはマクロの世界を支配する古典物理学の公理、定理の捉え方であり、終着駅はアインシュタインの相対性理論であるが、この理論においても物質とエネルギーは相対的で相互に変わり得ることは分かっても、物質は物質、エネルギーはエネルギーと、別々にしか捉えられない。しかし、ミクロの世界となると、量子は、その全てが物質でもありエネルギーでもあり、両者が混濁して一体になったものでできあがっているし、対となる2つの量子が正反対の動きをして釣り合っていたりする。この現実をどうやって理解するのか、これは容易ではない。
 しかし、その糸口はある。一つの例は仏教哲学の中にあるのだが、それは「レンマの論理」に基づく思考であり、別立てブログで次のとおり紹介した。

 我々が日常とっている思考方法で、最も代表的なものが「ロゴスの論理」であり、ついで「レンマの論理」である。ロゴスの論理、レンマの論理とは何か。これについては、鈴木秀夫氏がその著書「超越者と風土」(原書房)の中で、山内得立氏の説明を引用しておられるので、それを孫引きして紹介しよう。
 東西における論理の差として、西洋ではロゴスの論理で物を考える。ロゴスとは「語る」ことであり、肯定と否定の2つから成り立っており、A≠非Aであり、二者択一である。東洋の論理はレンマである。レンマとは「直感的につかむ」ことであり、肯定、否定、両者の否定、両者の肯定の4つから成り立っている。レンマにおいては、Aでもなく非Aでもなく、従ってAでもあり非Aでもある、ということを考える。Aも非Aとも、それ自身では存在しないが、同時に両者は存在すると考える。
(引用ここまで)

 この「レンマの論理」を働かせないことには量子論は理解できないようであり、「ロゴスの論理」に慣らされている我が脳の思考改革をせんことにはいかんともし難いようである。
 というような状況に今あり、当面は小難しい量子論の入門書や仏教哲学を暇をみては、蜘蛛の巣が張り高野豆腐のように硬くなった我が大脳へ読み込んでいるところです。
 新論文の先は遠いが一歩一歩前進中。ワクワクしながら本を読むも、直ぐに眠たくなって読み込みが途切れがち。昨日の一楽日記「ムツゴロウの656」と同様にいつになったら終わるやら。論文完成は当初1年先かと思っていたが、生涯研究になってしまうかも。それでもいい。なんせ、学問(学者の語源は暇人)は、お遊びなんだから。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
単品につき脳トレ休み

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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