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12.23 記憶を仕分ける司令塔「海馬(かいば)」を鍛える [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 毎朝、パソコンに向かったときに行う脳トレ。<2日前の日記>と題して、2日前の夕食が何であったかを思い出す、記憶力増強トレーニングだ。最近、パソコンが重たくなってきて立ちあげるのに5分はかかるから、その間たっぷり脳トレができるというものだ。
 のそのそ立ち上がるパソコンに小々腹が立つも、十分に脳トレができるから、有り難いことだと感謝している?かどうかは微妙なところであるが、脳はいつまでも若々しく保ちたいから、脳トレ時間がだんだん増えていくのは望ましいことではある。
 さて、今朝、パソコンの電源を入れた後、いつもどおり2日前の夕食を思い起こすことにした。まず、昨日の夕食を思い起こしてメモする。あやふやな品目が1つあるも数品目をメモ。これは1分で終った。さーて2日前は…。おぼろげである。なかなか思い浮かばない。ん~、と、うなるしかない。自信はないが、たぶん、あれだったろうと数品目をメモ。
 ここで、答え合わせ。毎晩、食事後2時間ぐらいしてから、その日の夕食の品目を小さな紙にメモしてある。ところが、そのメモがないのである。書き忘れた? 3日前を見たら、思い出した夕食はそれであった。自信がなかったのは3日前であったからだ。
 しかし、書き忘れるとは何事だ。しばし考える。単品の場合は必ずといっていいほど思い出せるから、ここのところメモしていない。もしやして単品だったのか? そうだ、2日前はお好み焼きだったんだ、と、はっきり思い出した。
 随分と情けない話だが、今朝は、こうして少なくとも5分は脳トレできたのだから、我が脳味噌の老化も少しは食い止められたのではなかろうか。なんせ、たったの5分ではあるが、これだけでけっこう頭の疲れを覚えるからである。

 ところで、この脳トレで使う脳の部位は、記憶を仕分ける司令塔「海馬(かいば)」である。記憶には、その保持時間で分類すると、感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3種類あるが、海馬は長期記憶に属するものの「中期記憶」といった存在である。
 そして、小生がやっている脳トレの性質は「エピソード記憶」と呼ばれるもので、海馬で整理した後、長期にわたり保存せねばならないと判断されたものは、大脳皮質のしかるべき部位に情報が送られて、そこで長期保存される、という仕組みになっている。
 「エピソード記憶」は、非日常の印象が強ければ大脳皮質へ送られて、しっかり長期保存されるのであるが、そうではない日常の家庭料理ともなると、その記憶は海馬止まりとなって、日が経つとともにだんだん消去されてしまう性質のものだ。
 海馬での長期記憶保持能力は加齢に伴ってだんだん衰えていき、1時間もすれば全部消えてしまい、かつ、肝腎な記憶を大脳皮質へ送り出せなくなったりもする。こうなると、さっき飯を食ったのに“まだ食ってねえ”と言いだしたりするボケ老人のご登場である。
 そうなってしまっては、もうお仕舞いだから、毎日、海馬の脳トレをせにゃいかんのである。今日、つくづくそう感じたところです。
 パソコンの立ち上がりが重たくなったことに感謝。

(参考:今日、ネット検索で勉強したこと)
・感覚記憶
 最も保持期間が短い記憶である。各感覚器官に特有に存在し、瞬間的に保持されるのみで意識されない。外界から入力された刺激情報は、まず感覚記憶として保持され、そのうち注意を向けられた情報だけが短期記憶として保持される。
・短期記憶
 保持期間が数十秒程度の記憶である。保持時間だけではなく、一度に保持される情報の容量の大きさにも限界があることが特徴とされる。例えば、電話番号を見て覚えておいて、すぐ電話をかけるような場合。
・長期記憶
 短期記憶に含まれる情報の多くは忘却され、その一部が長期記憶として保持される。この保持情報が長期記憶として安定化する過程は記憶の固定化と呼ばれる。長期記憶は保持時間が長く、数分から一生にわたって保持される記憶である。短期記憶とは異なり、容量の大きさに制限はないことが特徴とされる。
 長期記憶には、昨日の食事メニューなど特定の体験を通して覚えている「エピソード記憶」と、いわゆる暗記のように知識にひもづく「意味記憶」がある。
 エピソード記憶と深い関わりがあるのが「海馬(かいば)」と呼ばれる脳の一部の部位。海馬は短期記憶から長期記憶へと情報をつなげる中期的記憶を担う器官で、日常的な出来事や学習して覚えたことは、いったんこの海馬にファイリングされ整理整頓してから、大脳皮質という部位へ送られて保存される。海馬は、こうした記憶を仕分ける司令塔的存在。
・ヒトの脳一般に神経細胞は増えないが、海馬は鍛えれば鍛えるほどに神経細胞が増えていく。しっかりした記憶をいつまでも維持するには、まず海馬を鍛える必要がある。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
6品思い出す。1品は別のもの。5/7で70点

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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