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8.17 標高1800m 濁河温泉 その未来は… [湯治旅行/宿泊旅行]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 車で入り込める温泉街で最も標高が高いのは、東の万座温泉、西の濁河温泉と言われている。どちらも標高1800mである。夏はめっきり涼しく避暑に最適だ。
 万座へは2回、濁河へは10回以上行ったことがあるが、泉質は大きく違う。万座は宿によってどれだけか違いがあるようだが、硫化水素泉が主体で温泉臭がはっきり漂い、小生はとても好きだ。一方の濁河は、鉄分による茶色いにごり湯で、温泉水そのものの臭いは悪いが、揮発成分(硫黄)の臭いがかすかに漂い、“これぞ温泉”と感じさせてくれ、いいもんである。
 さて、近いからと(といっても3時間以上かかる)毎年行っている濁河温泉であるが、随分とさびれてしまった。原因は2つある。一つは2014年の御岳山噴火、もう一つは近くにあるチャオ御岳スキー場の営業中止である。
 濁河温泉は御岳山6.5合目にあり、御岳山の登山口になっており、夏季に宿泊者が多かったが、2014年の御岳山噴火でめっきり登山者が減ったようである。この噴火で風評被害に遭ったのがチャオ御岳スキー場で、スキー客がガクンと減り、スキー人口の減少と相まって2018-2019の冬シーズンから営業を中止したままだ。
 加えて道路事情が良くない。最短ルートの下呂市小坂町から濁河温泉への道は岐阜県道441号濁河温泉線であるが、ひどい山岳道路であり、道路改良が遅々として進んでおらず、運転疲れは半端なものではなく、2回走ったがもうこりごり。よって、遠回りになるが、高山市街から国道361号で回り込み、日和田高原口から県道を通って濁河温泉へ入ることにしているが、年々道路改良され、今年になって概ね完成し、楽に運転できるようになった。もっとも、濁河温泉に近い所は道路幅がうんと狭くなり、すれ違うのが困難な所がけっこうあるが、濁河温泉で行き止まりになるから交通量が少なく、支障ない。ただし、冬場はどんなんか、走ったことがないから分からないが、日和田高原と濁河の途中にあるチャオ御岳スキー場のスキー客が濁河温泉の宿を使っていたのだから、大丈夫なんだろう。
 こうしたこともあって、夏場は比較的宿泊客が多い濁河温泉だが、冬場はスキー客がゼロになったから通年営業が困難となり、一番大きなホテル「旅館御岳」が廃業したし、小さな旅館も幾つか廃業してしまっている。今では数軒の小さな旅館が細々と営業しているだけで、冬季も営業している旅館となると、幾つあるのか知らないが、数は少ないことだろう。
 さて、我が夫婦が定宿にしている「湯元館」であるが、経営者の女将さんと今年80歳になった番頭さん2人で、冬季休業で営業しておられる。忙しい時には女将さんの娘さんが手伝いに来てくれるそうだが、1日4組限定での縮小営業だ。部屋数は十数室はありそうだが。その番頭さんも、いよいよ歳で膝がいうことを利かなくなり、今年でもうダメかもとおっしゃる。
 濁河温泉で最初に定宿とした「旅館御岳」が止めてから「湯元館」に乗り換えたのだが、ここが止めるとなると、らしい旅館は「朝日荘」だけになる。ここは高級旅館で「湯元館」より1万円ほど高い。やむを得ないが、いずれは「朝日荘」に泊まらねばならなくなりそうだ。「湯元館」の番頭さんの代わりが見つかればいいのだが、あまり期待できそうにない。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
宿食につき脳トレ休み

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(3) 
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コメント 3

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今回も温泉紀行、楽しく読ませていただきました。
道路わきでの「立ちしょん」ですか。
いやあいいですね。
日本でもあるんですね^^。
最近は、韓国でもあまりみなくなりました。
昔々(30年くらい前)は、
盆正月(=秋夕チュソク、正月)の民族大移動時、
男たちの立ちしょんはごくたまにみられました。
(女性らはどうしているんだろうといつも疑問ですね^^)

それと、スキーヤーが減少しているという内容がありましたが、
そうなんですか。ちょっと寂しいですね。全体的に人口自体が
減少しているからなんですかね?あるいは、スキーをする人が
減ってきているということでしょうか?
韓国の場合は、統計を見たわけではありませんが、たぶん
スキー人口は増えているとおもいますね。(ボード含)

濁河温泉紀行、硫化水素臭や硫黄の匂い、
まさにこれぞ温泉、ってやつですね。
ああ、懐かしいなあ。温泉臭。わいもかぎたいわい。^^
また元気な温泉紀行、待ってますよ^^。



by お名前(必須) (2023-09-01 05:50) 

天安

天安でした;;;;;
by 天安 (2023-09-01 06:47) 

どろんこ

天安さん、コメントありがとうございます。
日本でも昔のようには立ちしょんは見られなくなりましたが、ときおり見られます。
小生は“率先”してやっています。畑仕事が長くなると、どうしても尿意をもよおしてくるから、これが癖になっているんでしょう。

スキー人口は、団塊世代(小生がそう)が若かった時に急増し、団塊ジュニアが子供の頃にピークを打った感がします。その後、若者人口の減少と趣味の多様化で(というか、「寒い時になんで寒い所に行くの?装備に金もかかるし、運動なんて嫌い。」という女性が多くって、男は興味があっても「女が来ないなんてつまらない」から、やらない。かようにも思えます。)、スキー人口は大きく減少し、弱小スキー場は次々に閉鎖されてきており、これはまだ続いています。

今回の湯治は天気に恵まれませんでしたが、湿度が高くて温泉臭はたっぷり楽しめ、その点は良かったです。
次回の湯治は、紅葉の奥飛騨で10月下旬。楽しみにしています。

by どろんこ (2023-09-01 08:07) 

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