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12.1 一通りの前立腺がん検査がやっと終わり、治療方針の提示を受け、対処法を決定 [前立腺がんと仲良く生きる]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 小便の出の悪さが気になってH泌尿器科に掛かり始めたところ、あれこれ検査され、前立腺がんであることが判明し、すでに転移している恐れもあるとのことから、M総合病院送りとなり、またまた検査があり、全部で6つの検査でもって、やっとM総合病院の専門医から治療方針の提示を受けることができたのが今日12月1日。
 今までの検査を順を追って記録に留めておこう。
(10月12日)
 H泌尿器科での初診時にエコー検査があり、これは瞬時に分かるもので、「前立腺が標準値20gであるのに対し、27gと肥大している。膀胱もけっこうボロボロになりかけている。」という説明を受けた。
 “前立腺の肥大はたいしたことないじゃないか”というのが小生の印象。でも、小便の出の悪さと前立腺の肥大は必ずしも因果関係があるわけではないようだ。
(10月26日)
 初診時に血液採取があり、その結果が出て、H泌尿器科医が「腫瘍マーカー(PSA値)が標準値4であるのに対し、あなたは11.99と高い値が出た。ここはMRIを撮って腫瘍の有無を調べましょう。」ということになった。
(11月8日)
 M総合病院でMRIを撮る。これは割と簡単に済む。
(11月10日)
 その画像データを持参してH泌尿器科へ行き、「がんの疑いあり」ということで、後日、生検を受けることになった。
(11月13日)
 H泌尿器科で生検。これが大変。部分麻酔を打って、両側の前立腺の各6か所からサンプル採取。麻酔が切れるまで3時間寝かされ、その後で尿の採取。検体採取で炎症を起こしている前立腺ゆえ、尿の出がとんと悪く、ポタポタとしか尿が出ない。
 “これじゃあダメだから、管(くだ)を差して尿を取ろうか”と医師が言うも、“時間かけりゃ何とか出るから、管を差すのはご勘弁願いたい”と申し出て、事なきを得る。
 しかし、その後、2~3日間は尿の出が、いと悪し。生検はもうこりごり。
(11月20日)
 H泌尿器科で生検の結果を聞く。これで前立腺がんが確定した(といっても、断定できるものではなく、かなり高い確率でがんであるということになる)のだが、前立腺がんの場合は、リンパ節への転移と骨への転移の恐れがあるから、M総合病院でこの2つの検査を受けるよう促され、その検査を受けることにした。
(11月24日)
 M総合病院の専門医から、小生の、今までの検査から言える、前立腺がんの状態のある程度詳しい説明(H泌尿器科医からは簡単な説明しかなかったが)を受け、転移の有無を調べる2つの検査の日程を決める。
(11月27日)
 M総合病院でリンパ節転移を調べるためにCT検査。造影剤の静脈注射があったが、割と簡単に済む。
(11月29日)
 M総合病院で骨への転移を調べるためにシンチ検査(骨シンチグラフィー)。早朝に造影剤の静脈注射後、いったん帰宅し、3時間後に再度来院し検査。これも割と簡単に済む。

 これで一連の6つもの検査が終わり、今日12月1日にM総合病院の専門医から、最終的な治療方針の提示を受けることとなった。(11月24日の説明を含む)

 まずグリーソンスコア。前立腺がんの悪性度を評価する指標。生検で採取した組織を顕微鏡で検査したところの組織分類を言うというものだが、片方の6検体は全部陰性だが、もう片方は1検体が陰性だが、5検体が概ね同じでグレードが高く、悪性度は5段階分類で第4段階にあり、悪性度は高いと評価された。時に転移を生ずる恐れあり、という段階にある。

 次にTNM分類。
 前立腺がんの広がり・進行度や転移の有無から、がんの病期を評価するもの。
 T:がんの広がり(T1~T4の4段階)のうち、第3段階にあり、広がりは大きい(前立腺の被膜を越えて精嚢へ少しだけ浸潤している)。
 N:所属リンパ節への転移の有無→CT検査の結果、転移無し
 M:遠隔転移(所属リンパ節以外のリンパ節、骨、それら以外)の有無→シンチ検査の結果、転移無し

 TNM分類を分かりやすく分類したもの
 病期A(ステージⅠ) 偶然に発見された小さながん
 病期B(ステージⅡ) 前立腺の中に留まっているがん
 病期C(ステージⅢ) 前立腺の被膜を越えて浸潤しているが転移は無いがん
 病期D(ステージⅣ) 転移がみられるがん

 小生の場合は、「病期C(ステージⅢ)」との判定。
 して、その治療方針の説明は次のとおり。
 まずはホルモン療法により前立腺がんの増殖を抑制する。ついで放射線療法によるがん巣の削除、場合によっては前立腺(浸潤の恐れのある精嚢も)の除去手術。
 ホルモン療法は早速やったほうがいいと考える。

 以上の提案がなされ、いかがされるかと問われた。小生のそれに対する回答は、次のとおり(11月24日の説明時に大雑把に行った回答を含む)。
 後期高齢者となった今、これまで75年と、もう十分に生きてきたから、早々にがんで死んでもいい覚悟はできている。
 年を重ねるにつれ、脳梗塞を患う恐れが高まってくる。脳梗塞でピンピンコロリと逝ければ最高だが、そううまくはいかず寝たきりになる恐れが大であり、そうなると家族に多大な迷惑をかける。脳梗塞にならなくても、長生きすれば認知症にかかる恐れもあり、これも家族に多大な迷惑をかける。
 そうなる前に、がんで死ねたほうがありがたい。がんはそう苦しまずに、しっかりした意識を持ったまま死ねると聞いているから。
 よって、なんら治療をせず、がんと共生しつつ、この世を去りたい。

 と、まあ、こんな希望を出し、M総合病院の医師から了承をいただいた。なお、検査結果や小生の希望は、かかりつけ医のH泌尿器科へ伝えていただけることになり、後日、今飲んでいる薬(尿道を拡張するもの)がなくなりかけたところで、H泌尿器科の医師を訪ね、今後の経過観察法を決めることとした。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。正解。100点

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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